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【採血 点滴練習キット】ここだけは外せない!選ぶときのポイント3選
- 2025.02.18
病院や学校だけじゃない、自宅でも手軽に採血練習
「病院や学校での採血練習のためのシミュレーターを探している」
「自宅で手技向上のために採血練習がしたい」
そんなお悩みを抱えているあなたへ

各都道府県の看護師復職支援実技研修や看護大学、病院様で多数採用いただく「採血練習キットsensitiv®」発明した開発者が採血・点滴練習キットを選ぶ上で重要なポイントについてご紹介します。
開発にあたり、数々の病院様、看護学校様、医療従事者の皆さまからのお悩みを伺い “ここだけは外せない!” という共通したポイントがあることが分かりました。このポイントは、時代と共に多少変化はあれど、基本的なことは今も昔も変わっていません。購入後、『こんなはずじゃなかった…』ということを防ぐために下記3つのポイントをチェックしてみてください。この記事を読むことで、あたなが採血・点滴練習キットを選ぶときの道しるべとなれば幸いです。

【プロフィール】
貿易グループ マネージャー 亀田(かめだ)。
株式会社ケー・シー・シー・商会に1990年入社。
電気工事士の資格を持ち、現場での作業経験を活かしながら、お客様のニーズに応じた製品設計を手掛ける技術者。採血練習キット sensitiv® のほか、冷凍コンテナ用昇圧器など幅広い製品の設計・開発に携わる。現場の課題を的確に捉え、社会情勢を踏まえた実用的な製品開発を得意とする。
目次 . 採血 点滴練習キットを選ぶときの3つの ポイント
ポイント1.感覚・感触が本物に近いか
ポイント2.使いやすさ
ポイント3.タイパ×コスパ
まとめ
採血 点滴練習キットを選ぶときの3つのポイント
採血技術の向上には、適切な採血練習キットを選ぶことが重要です。
しかし、採血練習キットにはさまざまな種類があり、どれを選べばよいのか迷うこともあるでしょう。
そこで今回は、採血練習キットを選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
ポイント1.感覚・感触が本物に近いか

採血の成功には、血管の位置や針を刺したときの感触を正しく理解することが不可欠です。そのため、練習キットを選ぶ際には、以下の点をチェックしましょう。
①皮膚の質感

人の皮膚に近い柔らかさや張りがあるか。
②血管の感触
指で探ったときに適度な弾力があり、実際の血管のように感じられるか。
③穿刺時の抵抗感
針を刺したときに、実際の皮膚や血管と同じような抵抗があるか。
④逆血は起こるか

通常、人に穿刺した際 血管内に針が入った場合「逆血」が起こります。逆血にすぐに気づくことができれば、針が血管を貫通してしまうリスクは減ります。また、静脈ルート確保の場合、留置針で穿刺後 逆血がきたら針の角度を浅くまたは寝かせるなどのタイミングの指標にもなります。
これらの要素がリアルであるほど、実際の採血と同じ感覚で練習でき、本番でもスムーズに採血できるようになります。
ポイント2.使いやすさ
どんなにリアルな練習キットでも、開始までの準備に時間がかかるものは練習を行うまでのハードルが高くなります。そして、結果的に練習回数が少なくなってしまいます。使いやすさは、練習の頻度や練習時間の確保に繋がり、技術の向上にもつながります。以下の点をチェックしましょう。

①準備や片付けの手間が少ないか
練習を始めるのに時間がかかると、使用する機会が減る可能性があります。業務の隙間時間などにサッと練習できるものであれば自然と練習回数が多くなり、成長スピードも速くなります。
②持ち運びがしやすいか
大人数で実習を行う場合は、対象の実習室まで練習キットを運ばなければなりません。重かったり、大きかったりするものは持ち運びだけでも一苦労です。自己研鑽等での使用を考えている人は、一人で容易に持ち運びができるものか確認しましょう。

③電源や水が必要かどうか
電源や水が必要な場合は、練習できる環境や台数が制限されます。使用環境や使用人数を考えた上で選定するようにしましょう。
④耐久性・メンテナンスのしやすさ
教育の現場では、1つの練習キットを複数人で共有することが多いため”耐久性”や”使い勝手”が重要です。数回使用しただけで本体が傷むようでは練習キットがいくらあっても足りません。
ポイント3.タイパ×コスパ
昔からコスパ(コストパフォーマンス)はよく耳してきました。しかし近年は、タイパ(タイムパフォーマンス)という言葉がよく聞かれるようになりました。
「タイムパフォーマンス」とは

費やした時間に対する成果や効率の良さを意味する言葉です。特に、時間を有効に活用し、できるだけ短時間で最大の効果を得ることを重視する際に使われます。
学習のタイパでは、短時間で効率よく知識を習得する方法(例:要点をまとめた動画で勉強、倍速再生)があげられます。
採血練習のタイパを考えると、 【短時間で効果的に手技向上を目指せる練習キット(シミュレーター)】 であることが重要になります。
例えば、準備や後片付けが簡単で、リアルな感触を体感できるものなら、練習時間の確保ができ、技術向上も早まります。
そのため、シミュレーターの価格だけで判断せず、練習にかかるトータルコストを考えることが大切です。
以下のような要素を考慮しましょう。

①本体価格
購入時の費用
②汎用性はあるか
技量に合わせて難易度や練習する手技を変更できるものであれば1つで2役以上の価値があるといえます。
(例:難易度の高い採血ができる、点滴ができる…など)

③座学では得られないリアルな体験が効果的に得られるか
“座学で学んだこと”=”手順の確認”だけであればイメージトレーニングでも可能です。では、練習キットを使うことの意味はどこにあるのか。
ズバリ、頭の中だけでは得られないリアルな体験≒経験を得ることにあります。
具体的にいうと
・駆血帯の巻きの強さの違いで血管はどのように変化するか
・使用する針の種類によって穿刺時の感触や逆血の反応はどう異なるか
・深い場所にある血管にアプローチする際の針の角度はどのくらいか
・注射器(シリンジ)採血の際、内筒(プランジャー)を引いて血液を吸引するときの力の入れ具合はどのくらいか
・駆血帯を外さずに針を抜いてしまうとどのような惨事となるか
・自分が最も採血しやすい身体の向きや患者様との距離間はどのくらいか
・真空管採血の採血スピッツの入れ替え時、針の固定はどのくらいの強さで行えばブレないか など
練習キットを使って処置を行い、学んだ通りの反応が得られれば、知識と体験が結びつき、理解が深まると共に吸収スピードがグッと高まります。また、座学では学ぶことのできない、個人個人の感覚や注意点などを体感することで、採血へのアプローチの仕方がはっきりします。
④教育者・使用者の負担

シミュレーターの準備や後片付け、指導にかかる時間もコストと考える。
安価なシミュレーターでも、準備やメンテナンスに時間がかかれば、結果的に教育者の負担が増し、総合的なコストが高くなることがあります。そのため、初期費用だけでなく、タイパ×コスパで本来の目的=手技向上には何が最適かを考えて選定することが重要です。
まとめ

採血練習キットを選ぶ際は、単に価格の安さだけでなく、感覚・感触のリアルさ、使いやすさ、トータルコスト(タイパ・コスパ)を考えることが大切です。 リアルな感覚の練習キットなら、より実践的な練習ができ、上達も早まります。 また、使いやすさは練習の頻度につながり、技術向上を後押しします。 さらに、初期費用だけでなく、効果的にリアルな体験が得られるかや教育者の負担も含めたトータルコストを考え、『練習したい!』と思える最適な採血練習キットを選ぶことが大切です。
病院様、養成学校様、そして自己研鑽のために個人でのご購入をお考えの方、それぞれの環境による制限等もあると思いますが、 まずは練習する目的である「手技向上」そして「自信を持って臨床で活躍する姿」を手に入れるためには何が最適かを考え選択しましょう。
弊社では、リアルな感覚・感触にこだわった、準備後片付けが簡単な採血練習キットsensitiv®Ⅳを販売しおります。

発売からはや11年。ご使用者様のお声をもとに、より使いやすいもの、求めるものに進化してまいりました。動画でどのようなものかご確認いただけます。【採血練習キットsensitiv®チャンネルはこちら】
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